生まれたてのこじか日記

短期記憶がすぐ消える暇人の肉体から乖離して独立した“書き手”という非実在存在の備忘録 この内容が本当か嘘かは“書き手”自身にも分からない

節を綺麗に取り除いた竹の上を流れるそうめんのように

 何の違和感も/引っ掛かりも/脈絡もなく、それは思考回路から流れ出てきた。

「どこか、遠くへ行ってしまいたい」という欲求。

 その“どこか”がどこかは分からない、だけどここではないのは確かな、“どこか”。
どこなんだろう。


 きっと、私は今何もかもが嫌になっているのだ。
 合宿前から、合宿後の今に至るまで、一貫してその合宿を「旅行」と言い続け、私が合宿先で勉強する/したなんて考えてもいない父親のことも。
 疲れている中、急に
「明日行くから」と連絡してきた母方の祖父母のことも。
 同じく、
「家にある私の荷物を片付けに行くので家にいる日を教えてください」と唐突に連絡してきた、縁を切ったはずの母親のことも。
 仕事が出来るそぶりをして周りを見下している癖に肝心なことは何も出来ない上、
同チームの他の実家暮らしの人間二人のことを考慮に入れず、
自分たちが一人暮らしで学校から近いからといって実家暮らしの二人に学校に来ることを強制する、同じチームの拗らせた男二人組のことも。
 独りよがりの努力ではなく、求められた仕事をきっちり終わらせたのにも関わらず、終わったときには何も手元に残っていない、今回の合宿幹事の仕事も。
 女の子らしい女の子たちの、打算的な振る舞いも。

 何も生産的なことが出来ない、自分自身のことも。

 何もかもが嫌で、嫌で、たまらない。
だから、ここではない、“どこか”にはきっと私が救われる“何か”があると信じて、私は
「どこか、遠くへ行ってしまいたい」と願うのだろう。