生まれたてのこじか日記

短期記憶がすぐ消える暇人の肉体から乖離して独立した“書き手”という非実在存在の備忘録 この内容が本当か嘘かは“書き手”自身にも分からない

自分の中に、相反する2つの感情が同居している

 また二重思考ですか。懲りないねぇ、本当。

 

 最近、元から何ひとつ/失える程の何かすらも持っていなかったはずなのに、心にぽっかりと穴が開いたような、喪失感が胸に去来することが増えた。秋だからだろうか。

 

 「自分はどうしようもなく孤独である」今となってはどこの集団にも―――唯一所属している集団にさえ本当の意味では―――所属していない。

その唯一所属している集団には、システムや書類の上では所属していることになってはいるものの、どうにもこの私自身の心そのものが、所属できていないような気がする(書いていて何だか、くっころヒロインを思い出してしまったけれど、別にそんなつもりで書き始めた訳ではないことを一応断っておく)。

 家に自分以外の人間がいる時は、自分の部屋の扉をピタリと閉めて籠りきる。自分のやりたいことを、ひとりで落ち着いてやれる環境を作り出したくなる。

 

 そう思っているにもかかわらず、私がそう思うのと同じ脳味噌に、次のような思考が同居しているのもまた事実ではある。

 

 「ひとりぼっちは寂しい」自分でも訳が分からないけれど、そう思ってしまうのだ。自分の居場所がないことが、きっとその思考を生み出した。元から居場所なんてどこにもなかったはずなのに、"元々あった居場所を失ってしまったかのような"喪失感が、私の胸に穴をあける。元来の孤独が、新たに付された呪いであるかのように妄想してしまう。

 世界が私ひとりを置いて、前進していくように見えてしまう。

 都合がいいな、と、自分でもそう思う。ひとりになりたい時には嫌いな人間を拒絶して、自分の世界から徹底的に排除する癖に、いざ人恋しくなった時には他人を求めるだなんて。都合がいいにも程がある。

 

 流石に明日は外に出てどこかに行こうか。多分疲れるだろうけど、窮屈な家でも一際薄暗い、自分の部屋に閉じこもって暇を持て余すよりかは幾分マシだろう。