生まれたてのこじか日記

短期記憶がすぐ消える暇人の肉体から乖離して独立した“書き手”という非実在存在の備忘録 この内容が本当か嘘かは“書き手”自身にも分からない

早く、早く、と焦る自分と、勇気を振り絞れない自分とがいる。意気地なし。

 早く死なないと。早ければ早いほどいい。感じる苦痛は少なければ少ない方がいい。生きることが苦痛なら、早く死んだ方がいい。


 最近朝から晩までずっと、何をしてても
「早く死なないと」という思考が頭の中を埋め尽くしている。
「早く死なないと」「早く死なないと」と、頭の中で増殖していく。
早く死なないと、また以前死に損なった時のようなことになる。前よりも確実な方法を探さないと。

 そうしているといつしか、自分の視界は二年前に自分を俯瞰した時のような視点に移り変わって、その言葉遣いが少し変わる。「早く死ね」「早く死ね」
三者の視点から、自分じゃない他人の立場から、繰り返される。そこへ、家にいると聞こえてくる、父親の「死ね」という独り言が重なってくる。
 自分に対する「早く死ね」は、「何で死なないの?」に変わる。何でだろう。私にも分からない。こんなにも「早く死なないと」という義務感に駆られているのに、どうして具体的な行動に移せないのか、分からない。

 この身体だと、縄を結ぶのもままならない。必要なところを頑丈に結んで、ぶら下げて、失敗したら解いて、ただそれだけのことにすら四苦八苦する。もしかしたら、この方法は私に合っていないのかもしれない。
 ならどうする。飛び降りか、飛び込みか。どうする、どうする。
何でも言いから早く死んでくれ、自分。これ以上生きていても人生は下り坂。上り坂なんて用意されていないのだから。