生まれたてのこじか日記

短期記憶がすぐ消える暇人の肉体から乖離して独立した“書き手”という非実在存在の備忘録 この内容が本当か嘘かは“書き手”自身にも分からない

足が痛い

 以前友人と買い物に行った時、ヒールの付いた靴を買った。


 試着した時は今までにないくらいにぴったりで、これなら麻痺しててもヒールで歩ける!と思った。
それからしばはらくヒールを履いて出かけるような用事もなかったから履いてなかったのだけれど、ヒールを履きたい用事が出来たから前もって履いて長時間歩く練習をしよう、と思い、今日は履いて出てきた。

 結論から言うと、やっぱり今の私には、ヒールを履いて歩くことはできなかった。
舗装された道路の些細な凸凹にバランスを崩されると途端に不安定になる。
バスや電車なんかはどこかに身体を預けないとまともに乗っていることさえできない。
片足の全神経に集中力を注いで1歩、1歩、と踏み出す。それでも転ぶ。足をひねる。
 予行練習で確認しておいてよかった、この靴で当日普段行かない場所に行っていたら絶対に何度も転んでいた。タイツをボロボロにしないと辿り着けないところだった。この靴も倉庫行きだ。

 人間の身体というのがどれだけ適当な作りをしているか、ということを最近ひしひしと感じるのだ。
極端な話、人間は1足でも進むことは出来る。二足歩行する動物に似た働きをする事が出来る。
病院でのリハビリは二足歩行が出来る状態に戻すものではなく、1足でも移動が出来るような生物に変化させるものだった。 


 ようやく自分もヒールで歩ける!と、ひとりで舞い上がっていただけに、気分の落ち込みが激しい。そんな週末。