生まれたてのこじか日記

短期記憶がすぐ消える暇人の肉体から乖離して独立した“書き手”という非実在存在の備忘録 この内容が本当か嘘かは“書き手”自身にも分からない

これは倒れた後のことだと思うのだが

 半身が(いくら暖めても)寒くなるようになった、それは明らかに倒れたせいなのだけれど。

 

 

 騒音を、以前にもまして不快に感じるようになった。ある一定以上の音量で、私が意図して聴こうとしている音以外の音は全て。

 耳の鼓膜は薄い皮が覆っていたのに、その皮が全て剥がされて柔らかい部分がさらけ出され続けているかのような気分だ。こちらが意図して聴こうと思わない音が、私の鼓膜に総攻撃を仕掛けてくるかのような。

 そしてこれも多分、倒れたせいなのだと思うのだ。以前は今以上にうるさい環境にいても平気だったのに、今となってはもう、ずっと耳栓をしていたくなるくらいには嫌だ。

 

 あまりにも音が不快で、私の脳内では音から気を逸らそうとしているのか、「嫌だ嫌だ嫌だ……」「しんどいしんどいしんどい……」などの言葉が連呼されている。今や移動する時はもう、何の音楽も聴いてなくとも、耳栓代わりにイヤホンを耳に刺していなければ目眩がするまでになった。

 

 

 私は今、痛みと寒気と痺れと、不快な音の中で生きている。自分が生きていることを恨んでいる。