生まれたてのこじか日記

短期記憶がすぐ消える暇人の肉体から乖離して独立した“書き手”という非実在存在の備忘録 この内容が本当か嘘かは“書き手”自身にも分からない

 ある一時の正しさに囚われている。

 

 量産される正解者。不正解者は情状酌量の余地なく断罪される。
絶え間なく問われ続ける問題。許されるミスは1割未満。正解者には人権が与えられる。
正解し続けろ。間違う筈はない、普通の人間ならば。


 非言語/不可視のスローガンが、糸になって無意識の布に織り込まれ、世界を覆う。
 世界をもっと分かりやすく単純にする/処理しやすくするためには、例外を駆逐するのが一番手っ取り早い。例外は許されない。“例外を許さない”という信仰が根を張っている。例外を許さないことで、自分を常に原則の範疇に定義する。

 

 間違えた人間たちの悲鳴が木霊する。正解が分からなかっただけだ、と。だけどその悲鳴は顧みられることなく消えていく。弱者に救済を。正しくは“原則で保護できる”弱者に救済を。理解不能の回路で生成された例外に人権はなく、救済も与えられない。

 原則を生きることの出来る人間と自分とが、全く別の種族に思えるようになってきた。前者に会う度に、自分の例外性を認識する。理由を理解する。


 誰かと話したいけど、暗い話に付き合わせるのに気が引けない友人がいないので、今夜壺やりながら声出し兼ねて話すことにする。