生まれたてのこじか日記

短期記憶がすぐ消える暇人の肉体から乖離して独立した“書き手”という非実在存在の備忘録 この内容が本当か嘘かは“書き手”自身にも分からない

蛇口を手で押さえても、思考が溢れて止まらない

 今の自分には絶対出来ないことを見かけるだけで精神がやられてるので回復しようがない。

 

 Twitterしてるだけでも流れてくる。任天堂のプロモーションが、Switchの広告をうってくる。健常な頃だったら金が貯まった瞬間に買っただろうな、と思う程魅力的なラインナップ。

 記憶が浮かんできた。

父親が、「どっかの半身麻痺の人のために、その人の知り合いがSwitchを改造して片手でコントロール出来るようにしたんだって」って話してきたのを。

それを聞いた当時も内心穏やかではなかったけれど、心がささくれ立っている今思い出すと余計に心が乱される。

その話をわざわざこの私にする意味は何?

あなたがそれを作ってくれるの?

誰がやるの?

私にはそんなことできる(その上私にやってくれる)知り合いなんていませんけど?

私にはそういう、“健常者にしかできないこと”が出来ないことなんて言われずとも言い聞かせることが出来ているのだから、適当なことを言わないでほしい。

 当時もまあまあ内心で怒ってはいたけど、そんなことを思い付いてかつ、周りの状況と突き合わせて「これは今言うべきではないな」という判断が出来なかった父親が何よりも可哀想で哀れで、怒らなかった。

 私が今更そんなことに怒って、苦しんでいることを彼は知る由もないだろう。

 

 薬が増える。増えても心が落ち着くことはなく、ますます眠れなくなって、睡眠薬も増えた。

もはや健常者に対する理不尽な憎しみのみが私を覆っていて、そのことに対して自己嫌悪を抱く。

 家にある物で首を吊ってみたり包丁を左胸に押し当ててみたりしたけど、締め切れなくて、刺しきれなくて、駄目だった。

 

 

 思う、考える。

私の生き甲斐を思い出してみる。そんなものはどこにもないことに気が付いて、落ち込むまでが1セット。

人から糾弾されることへの耐性を失って、“他人が好きになりそうな物を先回りして好きになる”習慣が無意識の内に身に付いてしまったらしいことに最近思い至った。駄目じゃん。そんなのただのつまらない奴だ。

 ああ、これも何度目だろう。既視感、デジャヴ、だけど記憶にはない。

 

 私は無限に続く回廊に閉じ込められている。